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ふたつやまぐちの徒然


ふたつやまぐちとは。
屋号「ふたつやまぐち」 この敷地は元々、 山口県長門市から移り住み、 この地で漆器の行商として始まりました。 当家は分家にあたり、本家は十日町で今も漆器を作っています。 その後、漆器の繋がりから仏壇を扱うようになり、 現在では仏壇仏具店となりました。 また、信仰心に篤かった先祖が 廃寺になるお寺から阿弥陀如来を迎え、天台宗の寺を開基いたしました。 現在、店、寺、蔵、そして庭がこの敷地内に共存しています。 時代の変化が目まぐるしい中、 わたしは原点回帰として、 人々の「日々の営み」と「祈りのある暮らし」を 見つめ直すプロジェクトを立ち上げました。 その名を元々屋号として使っていた「ふたつやまぐち」とし、 季節や室礼を愉しむ催しを行っています。
12月3日


餅花づくり、終了しました!
餅花づくりにご参加いただき、ありがとうございました。 初めての方も参加した事のある方も一緒に 無事に餅花飾りが出来上がりました。 シダレヤナギに紅白のお餅をたくさんつけるのは 稲穂がたわわになる様子を現しています。 餅花は、五穀豊穣の願いが込められた縁起物。 蔵の中の室礼も 縁起物を中心にお正月仕様に。 少し早いお正月準備ですが、 皆さまのお家でよいお正月が迎えられますよう願っています。 #餅花 #餅花づくり #餅花飾り #お正月 #お正月飾り #お正月飾りワークショップ #室礼 #蔵
12月6日


大寒波、到来。
大寒波がやってきて 昨日の朝はすっかり雪景色になりました。 とはいえ、 木々に雪が積もったほどで昨日の昼間の暖かさによって ほとんどが水に変わり、足元を悪くさせた程度。 雪も降りすぎると困ったものですが 全く降らない年の寂しさも困ったもの。 せっかくした雪囲いも 出番がないまま終わってしまう。 雪あってこその雪囲い。 困ったもの と人間は共存する術を試行錯誤しながら続けてきました。 排除や無くすといった、一方向だけの力ではなく 共存を探すことが出来ることこそ人間の力なのだと信じたいものです。
12月5日


干し柿の季節しごと
山が秋めくよりも先に色づく、柿の木。 今年は、熊との共生を考える秋になり、 柿をはじめとした果樹は害悪な対象に。 敷地には柿の木があるわけではないので、毎年いただきたり、買ったりして干し柿を作っています。 それでも、同居する高齢の祖母は、干し柿に熊が来ないか心配。 山形といってもここは街中なので心配は少ないけれど 祖母の心配もあり今年は迷ったのですが・・・ やっぱり秋の風物詩! 庭先に干し柿があるだけで、秋をまたひとつ愉しんだ気持ちになれる。 そして何より、お正月飾りに使うので作りました。 このくらいだとあっという間に皮むきも終わり、 ちょうどいい量の干し柿が並んでいます。 季節仕事はついついたくさん仕込みたくなるのですが 食べきれずにもったいないという経験も積み、 美味しいうちにきちんと食べ切れる量を作るようになりました。 日に日に色が濃くなり、食べごろが近づいている模様。 食べられる日が楽しみです。
11月30日


霜月の室礼
秋のみのりが揃い、冬が近づく頃。 紅葉も盛りを迎える霜月には、紅葉したドウダンツツジを使った室礼をしています。 葉がグラデーションし、一本の枝でも様々な景色が見えるドウダンツツジと 蕾がつき始めたモクレンの枝。 霜月は、全国的に「えびす講」がある頃。 五穀豊穣や商売繁盛をもたらす、えびす様。 今年一年のみのりに感謝し、来年を祈願するお祭りが「えびす講」。 蔵では、同じご利益を持つ大黒様とお二人で「えびす大黒」として 今年一年の感謝のみのりと共に室礼ています。
11月29日


ふたつやまぐちが大事していること。
二十四節季七十二候の日本の季節。 気の遠くなるような長い時を経て、日本の季節や行事は暮らしの中の愉しみとして息づいてきました。 忙しない現代では薄れてしまいがちな季節の変化ですが 古から続く季節の催しに触れることは、 時代を超えた先人たちの知恵と大きな流れの中に生かされてい...
2024年12月18日


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