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十三夜の観月会、無事終了いたしました

  • futatsuyamaguchi22
  • 2024年10月17日
  • 読了時間: 2分



観月会が無事終了いたしました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。


虫の音が聞こえる秋の夜長のひなた蔵に集い、

開運かたりべの菅野美和子さんからお月さまにまつわる話をお聞きしました。


先月の十五夜、

中秋の名月はまんまるのお月さま。

「10年に9年は見えず」という言葉があるほど美しく見えるのはまれな月。


十三夜は、

「十三夜に曇りなし」と言われるそうで観月会でもとっても綺麗に見ることができました。


十五夜の頃は台風が近づくことが多く、なかなか見られないことから生まれた

十三夜の不完全で欠けた月の美しさを見る日本独特の風習。


そんな日本独特の感性が残る月見の風習や山形に縁深い松尾芭蕉が

山形に滞在した際に残した月の句。

さらには源氏物語、竹取物語の月見まで、幅広いお月さまのお話をお聞きしました。


参加者の皆さまとひなた蔵の中で時代をさかのぼり、

遠い日本人の感性を改めて学び直す機会になりました。


お月さまの話を聞いて実際に外に出て、庭から十三夜を見ました。

寒くもなく暑くもない時、

虫の音が観月会の音楽のような空間でのお月見となりました。



開運かたりべ菅野美和子さんのお話の後は、

蔵の中で山形の秋の味覚芋煮膳をいただきました。


お品書きは、

山形の芋煮、栗ごはん、もってのほか菊の生姜醤油和え、嶺岡豆腐ゆず味噌かけ、お漬もの。


そして甘味に、かぼちゃのお月さまスイートポテトとうさぎの和三盆。


山形の秋の味覚を詰め込んだお膳になりました。


皆さま大変喜んでくださり、おかわりもたくさんしていただけました。

こちらも大変嬉しい想いです。


漆器の行商から始まった我が家には、

漆器がたくさん残されており

そんなお膳を使って、

秋の室礼の蔵の中でいただく宴は

ひときわ特別なものになりました。

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